わたしの右脳はレゴ先輩に鍛えてもらった。

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幼少期、わたしの暇をつぶしてくれたのは間違いなくレゴブロックです。

はっきりと覚えています。

沢山のブロックを積み上げては、良くわからないものを作り。

そしてまた壊して。積み上げて。

スクラップ&ビルドの繰り返しでした。

おばあちゃんにも

「またやってるね〜。本当にレゴすきだよねえ。いーつもそこに座って。」 
 
と良く言われてたのを鮮明に覚えています。

何がキッカケでここまで虜になったのかは全然思い出せないのですが、
レゴから何かの価値を見いだしてたからこそのアクションであったと思うのです。

今思うと、この経験が今の自分を形成しているようにも思います。

レゴのコンセプト:

「子供の創造性をサポートする」

わたしはこのコンセプトから多大な影響を受けていたのかもしれない、という仮説があります。

創造する作業が好きなタイプなのか?
という仮説です。

ひたすらレゴに特訓をしてもらっていたせいか物心が付いたときには絵を書くことを好きになり。
結構コンクールで賞ももらいました。

男の子なのに、折り紙が好きで。 

図画工作分野の授業では毎回成績優秀。

レゴでは物足りなくなり、スクラップで昆虫の制作もしていました。

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わりとこんなクオリティに近かったような。

中学・高校は部活に明け暮れていましたが、
大学では学問としての「建築・土木」を選び、一時本気で建築士になろうとも考えました。

結果マーケティングが生業になっているのですが、

今でもデザイン、クリエイティブはもちろん、構造物、建造物には興味を持ちますし。

なんだか創造(0−1)されたものには心が持っていかれるみたいです。

これも全て、幼き頃にレゴで得た経験に基づくものなのでは?と最近深々と思うのです。 

多かれ少なかれわたしの右脳が働く動力源の一つであり根底がレゴというわけですね。

(もう一度子供に戻ってもっと意思を持って取り組みたいと思うくらいこの経験を肯定していますw)


今では、世界第2位の玩具メーカーになったレゴだが少し前までは倒産寸前だった。
返り咲いた理由は、顧客(=子供)の力。


出典元:倒産寸前だった「LEGO」が世界2位のおもちゃ会社に返り咲いた理由

実は2004年ころには、いつ破産してもおかしくない状況に追い込まれていた。当時社内では、どのおもちゃを新しく開発して、どのおもちゃをボツにするか、という議論が続けられていた。だが倒産しそうな状態の会社にいる人たちがどれだけ議論をしても、なかなかいい答えが出るはずもない。

 そして結局、正直に「好き、嫌い」といった本音を語ることができるのは「子供と酔っ払い」しかいないという結論に至ったと、後に当時の幹部の1人が語っている。以降、開発するおもちゃを子供のグループに見せながら、改良を重ねて商品を世に送り出してきた。それが、LEGO復活の秘訣(ひけつ)だったともいわれている。
「好き、嫌い」の本音を語ることができるのは「子供と酔っぱらい」しかいない。

ごもっともですね笑
この結論に至る迄の会議の全貌が知りたいです笑

おもちゃを子供のグループに見せながら、改良を重ねていった。
顧客優位のマーケティング視点が備わったことで業績を上げたCaseStudyですね。

【補足】
2012年に同社は、創業80周年記念としてLEGOはブランドストーリーのショートムービーを作成しています。このムービーは、レゴに夢中になったかつての子供たちの心をつかみ、現時点でYoutube上にUpされたビデオは900万回も視聴されている。


レゴで遊んだ子供時代に対するノスタルジックな思いが、このムービーのバイラルを支えたとも言えると思います。わたしが生まれた日本以外の国々の様々な子供がレゴと一緒に成長したきたのだろうと思い耽ってしまいました。

 レゴもオトナ化進行中!マスター・ビルダーが教えてくれる大人のレゴ教室。

超高齢化社会に向けて絶賛進行中の日本。

レゴもこれまでどおり子供だけをターゲットにしているわけではありません。
だってこれからは今よりも少子化が進むわけだし。

食品や飲料を中心に「オトナ化」が進む中で、
レゴももちろん進めてます。レゴなりの「オトナ化」を。

出典元:東京都・レゴ職人のレクチャーを受けられる「大人のレゴ教室<中級・インテリア編>」

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これまでの「大人のレゴ教室」の様子

レゴランド・ディスカバリー・センター東京(LDC東京)では、毎月1回のペースで「大人のレゴ教室」を実施中。2014年7月には中級レベルが開講されたが、その「大人のレゴ教室<中級・インテリア編>」で、新シリーズ「フォトフレームをつくろう」が開始されることとなった。初回は2015年7月25日(土)19:00〜20:30(16:00から入場可/18:50教室集合/21:00閉館)に開催され、次回開催は8月22日(土)予定で、9月以降は別途問い合わせ。高校生以上を参加対象としており、定員は34名(申し込み先着順/1人2枚まで購入可)で、料金は1人あたり税込3000円となっている(講師料/材料費/施設入場/アトラクション利用料を含む)。

「大人のレゴ教室」では、世界でも12名しか認定されていないレゴ職人(マスター・ビルダー)が、レゴブロックの基本図形や文字などをレクチャー。これまでに中級レベルでは、家の形を模した「ポケットティッシュケース」を制作してきたが、今回開始される新シリーズでは、コンパクトなサイズ(12×12cm)のフォトフレームを、ブロックを組み合わせて作成する。完成した作品は持ち帰りが可能。引き続き、講師はマスター・ビルダーの大澤よしひろ氏が担当する。チケットは、全国のファミリーマート店頭のチケット券売機(Famiポート)およびイープラスの公式Webサイト(http://eplus.jp/ldc-tokyo/)にて購入が可能(なくなり次第で終了)。

2014年からの企画のようで今年も「大人のレゴ教室」新シリーズが開催されるとのこと。

対象が子供ではなく大人。一言で「オトナ化進行中」です。

大人の創造性を養うことが提供価値なのでしょう。
プログラムも高度で難しいような印象です。

そしてなんと、世界で12人しか認定されていない

レゴ職人(マスター・ビルダー)


がレクチャーをしてくれるという、もはや想像の域を超えすぎている企画。
(どんな技を繰り出すのか...凄く興味深いです。)

この企画、結構大人に需要はあるみたい。

誰しもが幼少期に触れているという事実があり、
大人が好きそうなコンテンツ(職人レクチャー)が加わるこの企画。

大人の中にも浸透していく可能性高いですね。

ただし、この5年くらいの間にはレゴ自体に大きな変化が起きるような想像もできます。
何せ「コンセプト」と「ターゲット」にズレが出て来ているのだから。。
コミュニケーションの相手が変われば伝えることも変えないと。というやつです。

最後に、

レゴという名前は、デンマーク語の「よく遊べ」(Leg Godt)からとられたものです。

人間として成長するうえでも、かなり本質的な箇所を取られているように思えるブランドです。

大人のレゴ。始めてみようかな。
子供できたら必ずレゴをプレゼントしたいですね。