新しい音の楽しみ方


昨夜、森の図書室(@渋谷円山町)にて無音フェスなる音楽イベントが23:30より開催された。

スクリーンショット 2015 07 25 17 15 14

【7/24(金)】夜の図書室が再びクラブに!『森の図書室×無音フェス』 Supported by AZDEN

この無音フェスは今回で4回目の開催だったようで、

コンセプトは以下のとおりとなっています。

会場内は通常のクラブのように轟音ではなく無音。
音が流れているのは参加者の装着したワイヤレスヘッドフォンの中のみ。
ヘッドフォンを付けて音楽を楽しむもよし、ヘッドフォンを外して一休みをするもよし。
騒音問題のクリア、音楽の楽しみ方の多様性を提案、日常の中の非日常体験。
そしてグッド・ミュージックにはグッドビア、クラフトビールとのコラボレーション、それが『無音フェス』です。

無音??


なのにフェス??


ヘッドフォン付けてで楽しめるわけ??


色々疑問はあったにせよ、音楽イベントともなれば行かぬ訳にはいかない精神かつ、

Seihoやら結構良いDJ陣で構成されているとのことで、興味の湧くまま友人と終電後に潜入。


会場はコチラ。

DSC 0013 678x453

森の図書館に関する情報はコチラからどうぞ

オフィシャルHP:http://morinotosyoshitsu.com/

参照:渋谷に全く新しいタイプ"夜の図書館"が誕生!!【森の図書室@道玄坂】

参照:大人のための夜の図書館 "森の図書室"が渋谷にOPEN!

 
 

階段下に付くと僅かだが人の声が漏れているのが聞こえて来る。


決して音楽は流れていない。爆音でもない。


「?」


会場に到着すると、図書館いっぱいに人が入り(恐らく100人くらい)


ヘッドフォンを付けてDJブースで揺れる人


ヘッドフォンを付けながらイスに座り読書をする人


ヘッドフォンは外して談笑をする人


おおきくこの3つの行為に分かれてイベントを楽しんでいるように写った。


「うわーあたらしいーコレ(友人)」


「たしかに(わたし)」


係の人からヘッドフォンを渡され、注意事項の説明を受け遂にジョイン。

クラフトビールでまずは乾杯した後、早速、ヘッドフォンを耳に当ててみた。


「おおおお!?」 


「なんかいいぞこれ!」



遠く離れたDJブースで回す音が、ワイアレスヘッドフォンを通じて入って来るこの新しい感覚。

ヘッドフォンの音がかなりクリア(AZDEN)だったこともあり、


ハウスの心地良いメロディを感じることが出来る。


ヘッドフォンをしても体は自然と動き出し、不思議な感覚に包まれていました。


読書もしてみましたが、これが意外と気持ちいい。


踊らずにずーっと読書をされる人の気持ちが少し分かりました。


参加者層を勝手にアナリティクスしてみたのですが、


大きな点としては、いわゆる野外フェス、クラブに良く行くようなタイプは全体の2割程度で、


偏見かもしれませんが、森ガール系のいわゆる大人しめな女性、クラフトビール通な男性等いうようなあまり派手ではない方が8割くらいという印象です。


こういう風な音(ハウス・テクノサウンド)の楽しみ方が好きな人もいるんだな〜 という発見でした。


しかし、もっと別の意識で参加されている人達が多いということを後から知ったのですが。汗(後述) 

【DJ Seihoが聴けてよかった。】


Seiho b 

ヘッドフォンを通せば音楽フェスはフェス。
 

せっかくなので沢山聴いて踊ってきました。


中でも、Seihoを生で聴くことが出来たのが個人的には嬉しかったです。彼のI Feel Raveという作品を知り彼の楽曲を好むようになったのですが、実際もやっぱり好みの音でした。


Seiho

アシッドジャズが鳴りまくっていた大阪の寿司屋の長男にして、2013年、中田ヤスタカらと並びMTV注目のプロデューサー7人に選出され、Sonar Sound Tokyoに国内アーティストとしては初の2年連続出演(2012/2013年)、Mount Kimbie、2 Many DJ’s、Capital Cities、Disclosure、Flying Lotusらの日本ツアー・オープニングまたは共演、そして同郷Avec AvecとのポップデュオSugar’s Campaignでも注目度↑↑↑のビートメイカー兼DJ兼プロデューサー。

自身が主催するレーベルDay Tripper Recordsより1stアルバム『Mercury』(2012)、2ndアルバム『Abstraktsex』(2013)をリリース。
2014年2月にはブルックリン拠点Obey City(LuckyMe)とのスプリットEP『Shochu Sounds』をPerfect Touchよりリリースしている。
また、他アーティストへのプロデュースやリミックス・ワークとして、Les Sins(Toro Y Moi)、YUKI、東京女子流、パスピエ、KLOOZ、Ryan Hemsworthなどを、また、CM音楽やTV番組のサウンド・プロデュースなども多く手掛けている。

オフィシャルSoundCloud
https://soundcloud.com/seiho

レーベル・サイト 
http://daytripperrecords.com/

Seiho| I feel Rave


この他にも、DJ RAYMOND、 佐々木ジャスワナチル(SASAKI JUSWANNACHILL)、smallest (DIG DEE)、 UUUKi (Kaputt)、 Satoshi Miya(BrokenSport / Brighton Studio Daikanyama by JazzySport) 

と腕利きのDJ陣が揃いこのフェスを盛り上げていました。

 
IMG_5822

IMG_5824

参加者のweb上の反応:

参加者の満足度高いですね。

【「騒音公害抑制」の啓発という目的を知って腑に落ちた。】


帰宅後、DJ陣の楽曲リピート等をしつつ、この無音フェスなるイベントについて改めて調べてみた。
すると、ルーツはNYを中心に盛り上がるサイレントディスコにあることが判明。

"サイレント・ディスコ" とは、ワイアレス・ヘッドホンで音楽を聴きながらダンスをするという、ユニークなコンセプトのディスコ。
ヨーロッパ発祥と言われているこのサイレント・ディスコは、クラブや野外イベント等、様々なシーンで行なわれているものですが、 フィンランドでは ワイヤレスではないものの既に60年代から行なわれていたもので、意外にも長い歴史を持っています。
もともとは騒音公害を抑えるために環境活動家によって広められたもので、 現在でも近隣住民からの苦情を避けるために クラブやレストランで用いられている他、 クルーズ船内のダンス・ホールで、船内の乗客に迷惑を掛けないために行なわれていますが、 騒音問題が深刻なニューヨークでも このサイレント・ディスコが ナイトシーンの新しいトレンドとして注目を浴びています。

サイレント・ディスコをニューヨークに持ち込んだのは、ニューヨークに住むDJのウィル・ペッツ(右写真)。
以前、カリブ海のクルーズ船でサイレント・ディスコを体験した彼は、このコンセプトを彼の地元、ニューヨークでビジネス化することを決意。 "Quite Clubbing / クワイエット・クラビング " というネーミングで、様々なイベントとして開催し始めました。

そのクワイエット・クラビングは、月2~3回のペースで行なわれるイレギュラーなイベント。 イベントでは常に2~3人のDJが異なるジャンルの音楽をスピンしていて、 訪れる人々は、入り口で渡されるワイアレス・ヘッドホンで 自分の好きなDJの音楽を 聴くことができるという仕組み。 ラジオを聴くような感覚で、何時でも別のDKにスウィッチsることが出来、音量も自分で調節することができます。

それぞれのDJは、ヒップホップ、ハウス、80sなどのジャンルで、曲をスピンしていますが、 会場内の誰がどのDJを聴いているかがわかるように、ヘッドホンには赤・青・緑のLEDライトを搭載。 これによって、同じカラーのヘッドフォンの人達を見つけて一緒に踊ることができたり、 盛り上がっている人達のヘッドフォンのカラーをチェックして、自分もすぐにそのDJにチューンナップすることができるので、 一見 個人個人がバラバラに楽しんでいるように見えても、一体感が味わえるという何とも面白いシステム。
またDJにとっては、ヘッドフォンのカラーで自分のスピンする音楽を聴いている人数がすぐにわかるので、 他のDJに負けないように クラウドを盛り上げようとするのが常。 2000年以降のナイトライフでは、DJのネームバリューが来店客を左右するようになった結果、 DJのギャラがアップし、DJ達がVIP扱いされる一方で、手抜きをするDJが増えていたことが伝えられていますが、 クワイエット・クラビングだと、そんなDJ間で競争が生まれるため 質の高い音楽とその選曲が行なわれる結果、クラブ内が大いに盛り上がるのが常になっています。

引用元:Silent Disco Is A Hot New Thing! "Quiet Clubbing"

 

1

4010815ba309 2163 4f11 9ce9 0152034842f5 l 

「無音フェス」は、NYを中心に大ブームになりつつある「サイレントディスコ」の日本版とも言えるイベント。

NYで大流行している「無音フェス」が、2015年4月4日(土)渋谷にある"森の図書館"で開催決定!もともと無音フェスは、環境活動家によって騒音公害を抑えるために広められたものであり、参加者全員がヘッドフォンをしてフェスを楽しみます♪今後、日本でも大ブームになる予感・・・?

引用元: 図書館で音楽フェス?NYで大流行の「無音フェス」が夜の図書館で開催決定

「はー、なるほど。」 

背景を知ると腑に落ちました。
これ世界的に増えているナイトシーンとのこと。


しかも「騒音公害抑制」という大きなコンセプトを持っているため、活動が広まれば、音楽との付き合い方やマナーが変わる可能性を持つ新たなムーブメントです。極めて社会性と、意義のあるイベント。 


昨今の若い人の中にはクラブ=いやらしいだの、あやしいだのネガな印象を持つ人も少なくないと思うので、こういう子達にクラブミュージックを届ける新たなチャネルとしての可能性もあるとわたしは感じました。
 

主催の方も考えていらっしゃると思いますが、今後活動のPRを強化するという点では、国会図書館の敷地の一角で行うとか、もっと敷居の高い場所で実施出来たりするとムーブメント自体は広がるかもしれないと思いました。
 

また機会があれば行ってみたいと思うのと、このムーブメントも引き続き要チェックしていきたいと思います。