【カレーは飲みもの。の前を通りまして】
先日、秋葉原付近をフラフラしていたらなかなかキャッチーな看板を構えるお店を発見した。
面白いから早速instagramにUPしてシェア。割とサクサクいいねを集めることが出来ました。
時間の関係上、食べることは出来なかったのですが、後日お店の情報を調べてみると、食事も割と美味しいとの評価。食事ってカレーなんですけどね。
食レポネタも兼ねて仕事の合間にでも行ってみようと思います。
秋葉原から少し歩く場所にありますが、お近くに行った際には是非お立寄下さい。
お店の情報:カレーは飲み物。秋葉原店
調べると都内に他店舗展開しているようなので、お近くのお店に行ってみてください。
と、ここまででは「カレーは飲み物。の紹介」と「食レポして来ます!」という宣言をしているだけでしかないのですが、正直、食レポなんてモノはどうでも良くて(まあ恐らくやりますけど笑)、この記事で伝えたいことは別にありますのでよければ続けてご一読ください。
【マツコデラックスの番組が人気な理由と同じ】
「カレーは飲み物」を見たときに、
「え、そうなの?」とか、
「いや、違うだろ!」とか、
「確かにいわれてみればというこういう見方も。」
「たしかホンジャマカの石ちゃんとかそんなこと言っていたかも」
とにかくまあ色々心が動いて、考えたんです。
考えたというよりも「考えさせられた」というべきでしょうか。
この一連の思考を通して、即座に名前を覚えましたし、食べてみたい、お店に入ってみたいと思いました。
一方、慣れ親しんでいる、「ココイチ」「ゴーゴーカレー」の看板を見ても、「カレー食べよう」と思う意外に特別考えません。
違いは何なのか?
カレーは飲み物。にはあって、ココイチ、ゴーゴーカレーにはないもの。
わたしなりの答えは、「既存概念には無い鋭い仮説が提示出来ているかどうか」 と考えます。
どういうことかと言いますと、
わたしは「カレーは食べ物」と思い込んでおり、一度も「カレーは飲み物」なんて発想はしたことが無かった。多くの方が食べるものとしての概念で捉えているのではないでしょうか。
思い込みの既存概念です。
これに対して、カレーは飲みもの。という表現は、
既存概念にはない表現仮説で、しかもかなり鋭い印象。
このテクニックは人の心を動かすための効果的な手段の一つだと思うのです。
身近なところで同じような事例を紹介すると、
例えば、
マツコデラックスと、関ジャニの村上信五が番組MCを務める
この番組タイトルの表現について少し考察をしてみた。
既存概念では、
「次の日あるし月曜は早く寝よう。」
「週の始めから夜更かしなんてありえない。」
これらに対して、見事に逆の表現仮説を提示している。
結果、かなりの人気を集めている。
先ずは見てみようという気持ちにさせたこの「鋭い表現仮説」が大きなポイント。
で、見てみたらコンテンツも面白いから、人気になっているという構造だと思うのです。
月曜から夜更かしの、人気コンテンツは以下を参照下さい。
まとめると、ヒット番組、ヒット商品が作られる背景には、
中身ももちろん大事なのですが、必ずこの「既存の概念には無い鋭い仮説」が伴っていることが多いと思うのです。
カレー屋も深夜番組もそういう意味では根本的にはプロデューサーの考え方は似ているのかも知れない。
こういう思考ができるか出来ないかはマーケターの必要条件。
しかも、自分の頭と時間があれば出来る最も低コストで出来る効果のある手段とも思います。
日々、訓練・勉強ですね。
同じようにくくれる例を探した際にはまた背景などを考えてみよう。
とりあえず、カレーを飲んできたいと思います笑
それでは。
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