no title

ハウステンボスの「変なホテル」が気になってます。このホテル7月より営業開始して稼働分は満室状態が続くという。名前も気になるのですが、斬新な取り組みが目を引きます。なんと、接客、案内、荷物を運ぶポーター等、これまで人が行っていた業務を「ロボット」が担う新たなモデルです。

 

変なホテルで活躍するロボット達


①恐竜型ロボット(上)

フロント係で名前は「未来」。日本語と英語を話せるバイリンガル。


②女性型ロボット

フロント係で名前は「夢子」

no title


③客室案内コンシェルジュ役ロボット

ハウステンボスのマスコットキャラ「ちゅーりー」がモチーフ。


④案内役ロボット

名前は「Nao」。朝食会場やイベントなどを案内する。


⑤ポーター役のロボット

荷物を載せて部屋まで案内する。

no title

⑥クローク用ロボット

産業用ロボットを活用。想い荷物も楽々とロッカーに収納します。

no title

 

***


全て人型と思ったら恐竜もキャラクターもいるみたい。しかし変わったロボットばかりですね。恐竜がフロント係って。
 

このホテルは、労働力不足という今後起こりうる課題を懸念したのが発案のきっかけという。少ないスタッフでホテルを稼働させる方策を考えている中で、単なるオートメーション化を図るのではなく「ロボット」を導入するというアイデアに繋がったようです。


現在、全72室に約80台のロボットを導入、人間は監視要員ら最大で10人で切り盛りし、人件費を3分の1から4分の1に抑えることに成功しているみたいですね。狙いは宿泊客の「安く快適に」と、ホテル側の「生産性を高くする」という双方のニーズを両立させることにあるという。


不必要なサービスを削って効率運営することで低運賃を実現した格安航空会社(LCC:ローコストキャリア)のホテル版です。つまり格安ホテル(LCH:ローコストホテル)ですね。わたしもロボットが一般家庭へ普及し始めたあたりから、サービス業界にもロボット活用が来ると思っていましたが予測通りでした。


モノがありふれた結果として「無駄・不必要なモノを省くという」価値観が根付く今、格安系サービスは爆発的に普及するチャンスがあると思いますし、新たなビジネスチャンスが潜んでいると思います。

ただし、運営面にはまだまだ課題が残ります。


ロボットは事前に設定した内容しか対応できず、融通が効かないのが難点です。「変なホテル」ではロボットが誤作動したり、宿泊客の言葉を正確に認識できなかったこともあるそうです。また、現在の製造技術では超えられない大きな壁も存在するという。例えば、寝室内はベッドを整えて、髪の毛が1本も落ちていない状態に保つ必要があるが、このような細かい作業は現在のロボットでは不可能といったことです。


このロボットに出来ない領域をまでを実現させようとしているとすれば、ロボット活用による格安ホテル(LCH)の完全確立にはまだ時間が必要だと思います。

そもそも航空会社(レガシーキャリア)とホテルとでは、無駄のあり方が違うためコストカットの仕方が異なります。


使用機種の統一、座席数を多くする、機内設備を簡素にする、無料サービスの廃止や縮小、駐機時間の短縮、ネット予約を中心にする、人気の空港を避ける、採算の合う路線だけ運航する。

このようなコストカット策の積み重ねで、茨城ー上海便4,000円といったような空の移動を実現しています。つまり、人の業務をロボットに変えて人件費を削減するといった策は取っていなく、この取り組みは前例に無いことが大きいです。


高性能なロボットの開発を進めることでの格安モデルの完全確立を目指すのか、あるいは、その他の無駄を削って格安を実現するのか。


例えば、個人的にすぐ浮かぶのがアメニティの削減、室内設備の簡素化(テレビ無くす)等です。正直ほ
とんど使ったことありませんし、この分も費用に乗っていると考えるとばからしいです。また、シングルか2段ベッドにして部屋サイズを小さくする等も検討できるかもしれません。


「変なホテル」の動向や業績もそうですが、これに倣って増えてくるであろう競合LCHの動向やポジショニングも気になります。要チェックですね。


最後に余談ですが、移・住に関係する格安サービスはもっと増やして欲しいです。格安新幹線(LCS?)が実現できれば地域活性化に凄く繋がると思うんですよ。深夜のタクシーもどうにか格安タクシー(LCT?になりませんかね?高すぎますもん。(あるいは、電車を本数減らして24時間運行にさせるとかでもいいですけど。)


無駄は極力なくす方向に進みたいですね。


それでは。