ミレニアル世代:1980年〜2000年にかけて生まれた世代を指す世代用語。
 

no title
image via / here


つい先日、ゴールドマンサックスがミレニアル世代にマネジメントミッションを与えたとして、この世代への関心が一層高まっているようです。ミレニアル世代が職場の大半を占めるようになる時代は直ぐそこに来ていて、10年後の労働市場は75%がこの世代と言われています。
 

この世代を知るという文脈で、採用コンサルティング会社のユニバーサムと世界的なビジネススクールINSEAD(インシアード)が世界のミレニアル世代の若者1万6,000人を対象に、仕事に対する考え方を調査し、報告書をまとめていたのでチェックしてみました。


この調査から7つのファインディングスを彼らは提言していました。

・賃金よりワーク・ライフ・バランス

スマートフォンの時代に社会に出るこの世代は、プライベートな時間に仕事のメールに返信することをいとわない。一方、在宅勤務や従来の9~17時にとらわれない柔軟な勤務形態を希望する。これまでは報酬といえば賃金だったが、ミレニアル世代の73%には、昇給よりワーク・ライフ・バランスの確保が大事だ。さらに、社内での昇進よりこのバランスが大切だと答えた人は、82%に上る。

柔軟な勤務形態を希望する世代というのは納得。テレワークやサテライトオフィスの動きを加速させていているのは間違いなくミレニアルな世代。バランス重視もそうかもしれません。

・何でも自分で決断する。相談はしない

「自らの決断に強い影響を及ぼす人」として、「友人」を挙げたのはわずか5%。ミレニアル世代の中でも若い1996年以降生まれの間では、友人の影響力はさらに低くなる。相談相手に「親」を挙げたのは10%。「ヘリコプター・ペアレント(過干渉な親)と呼ばれる親が多い一方、実際に子供に与える影響力は非常に弱い」ということが明らかになった。

相談しない世代。これには疑問符は付きますが「親」へのアプローチは全体的に少ないような気がします。逆に外の世界で、自らメンターや恩師を見つけて相談に乗ってもらうといったアクションは多いと思います。友人に関しては誰でも構わずというわけではなく、きちんとセグメントしている感じかな。

・嫌な仕事をするより無職を選択

回答者の42%が、「嫌いな仕事をするくらいなら無職でいたい」との考え方に「強く同意する」、または「同意する」と答えた。こうした考えは、チリとレバノン、ペルーで特に強い。また、全体の40%が、「発展性のない仕事に縛られることが最大の恐怖」だと答えた。

というか嫌いな仕事にはつかないという予防線をきちんと張りながら職に就くような。発展性のない仕事に縛られるのは最大の恐怖と感じているのは非常に分かり易い。皆さんイノベーティブですよね。

・リーダーになることが重要

回答者の41%は、指導的な立場、管理する立場になることは自分にとって「非常に重要だ」と答えた。主な理由は、「報酬」(35%)、「影響力を持ちたい」、「組織内で戦略的な役割を担いたい」(いずれも31%)など。また、ナイジェリアと南アフリカでは平均70%が、「指導者や管理者の地位に就くこと」が非常に重要だと答えた。

社会貢献意欲や成長意欲が高い世代なのでしょうか。エリアによっても結構開きがありそう。

・出世より「進化」が大切

約25%が、短い期間に一定のスピードで昇進することが重要だと考えている。だが、それを上回る45%が、継続的に学習し、新しいスキルを身につけることが重要だと答えた。

 これには強く賛同出来ます。継続的な学習を求め、新たなスキルを身につけたい。

・週に一度は上司からのフィードバックが欲しい

この世代が職場の上司に最も期待するのは、北米と西欧、アフリカでは「権限を与えてくれること」。中・東欧では「公平性」と「専門知識」があることだった。中南米では「助言を与えてくれるロールモデル」であること、中東では「全てに対する答えを持っていること」とされている。各国の平均26%が「週一度は上司からのフィードバックが欲しい」と回答。特に北米でこう考える人が特に多く、その割合は31%だった。

これは一概には言えないような気がする。週一度というか適材適所に欲しい?

・企業文化では「親しみやすさ」を重視

企業文化について、回答者の大半(64%)が「親しみやすさ」を最も重要な要素に挙げた。全体の85%は多様性を「文化的な多様性」と捉えており、性差別を懸念するのはわずか8%だった。

フレンドリーというか「カジュアル」がミレニアル世代が持つ大きな価値観のような気がします。外しては無いと思います。

 

わたし自身、定義づけされるならば何を隠そうこのミレニアル世代です。上述の7つの報告についてはコメントしているとおり共感ポイントがわりと多い気がしましたが、この世代、時間に直せば約20年間といった短いようで長い時間になります。僕が1/4ミレニアルだとするならば、3/4ミレニアルとの間にも結構なギャップがあると思います。

つまり、企業の人事担当や研究開発チームの方々はもっと深く細かくこの世代を知る必要があるのではないでしょうか?微妙な差が明暗を分ける商品やサービスも多くなっているはずです。

 

「この世代を理解することに積極的で、そのための努力する企業は近い将来、彼らを理解し、魅了することにおいて一歩先を行く存在になるだろう」

また、ユニバ―サムの最高マーケティング責任者(CMO)、ラース・サンダー氏が述べているように、理解をした順に先進・革新していくのでしょう。
 

自分も当てはまるこのミレニアル世代。プレイヤーとして磨きつつ、一歩下がってこの世代の特徴を科学していきたいとも思います。1995年以降に生まれた「ジェネレーションZ」も要チェックですね。


余談ですが、日本人が大好きなこういった世代論。以下の本が教科書的で分かり易いです。大枠を掴むにはもってこいかと。企画戦略を生業にする方、リベラルアーツとして学びたい方是非手に取ってみて下さい。

 

ではでは。