海外からも注目される猫経済ムーブメント【ネコノミクス】とは? 今現在、猫がヤバいんです。

前にもペット(猫)に関するムーブメントについて記事を書きましたが、 仕事の関係で調べれば調べるほど、業界人の方に触れれば触れるほど思いますけど やっぱこの市場はデカくなります。ポテンシャルが超ありますよ。

ちなみに、今から後45年は高齢者が増え続けると言われている(その後はフラットになる。特に移民施策とか取らなければ)この社会において、ぺットが高齢者に与える影響は計り知れないといったような研究が日夜されているのを事実を知っているでしょうか。

参考: "ペットの癒し効果"を科学するペット飼育は"高齢者の予防医学"にも効果的!

こうした研究が進み実証されてくればなおさら超高齢化社会における「ぺット」の存在はよりいっそう際立ってきます。実際、データで見ても50代以降の世代で犬、猫の飼育率が高くなっているため、今後も恒常的な需要が期待されるはず。

高齢者という側面からだけでも市場がデカくなるポテンシャルは高いですし、お一人世帯でぺットと暮らす女性が増え「ぺットと暮らすことが良いこと」的な空気感が出来上がってきているのもムーブメントを後押ししてると言える気がします。 ぼくの周りも買い始める友達が急増していますね。

こうした状況なので「ビジネス」になるわけです。 高度経済成長期に人が増えて様々な市場が大きくなったように、ぺットも増えれば市場はデカくなります。デカくならなかったらおかしい。
【業界概要】 ペット産業の主たるターゲットである 犬・猫は全国に約2,000万頭いると言われている。この数は、15歳以下の子供よりも多く、65歳以上の高齢者よりは少ない、といった規模感で、絶対数は極めて多い。

ペット産業は大きく4つの市場に分かれる。

1) ペットフード:4,000億円超の最大セグメントであり、市場の約3割を占める

2)ペット用品:2,500億円程度で市場の15~20%程度を占める   (ペットシート、猫砂、ペット用シャンプーなどと品目は多様)

3)動物医療:2,000~2,500億円程度で市場の約15%を占める

4)その他:生体販売や、トリミング、トレーナー等その他サービス
てことで、ぼくはとある会社さんのぺットビジネスをお手伝いしているんですよ。

ぺット関連の新規事業

当然のことながらぺット関連の新規ビジネスも次々に現れています。 ぼくが現在知っている限りの情報を整理してみましたのでご参考に。 ポイントは従来ぺットフードやぺット用品のような必需品がメインだったところに、 嗜好品のようなジャンルのサービスが登場しているということです。

ぺットビジネスマップ 001
こうした既にビジネスとして登場している以外にも、 知人には一時預かりのネットワーク構築を行っている人、 いわゆるガードドッグ的な働く犬の普及育成を行っている人、 LGBTなんだけどトリマーな人、ぺット細胞治療を研究している人などがいますが、様々な新規性をぺットは社会にもたらしていると見ています。

こうした勢いからして新規ビジネスも早いもん勝ちですね。 スピードがとにかく大事な気がします。

今こうしてペット業界に向き合っている個人的な感想としては、デカくなるマーケットでそのエネルギーを直に感じながら仕事ができるのは本当にありがたいなあってことです。成熟している市場では味わえないですからね。

今日はこの辺で。

それではー!