2014年に公開された映画「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」を鑑賞しました。

公開された当時も観たいと思っていましたが「今」観たことが自分にとっては良かったようです。

一つ目は、これから自らが「林業」現場に入ろうとしているということ、 もう一つはこれに関連した農山漁村の考え方を学んでいる真っ最中だからです。

作品の二つのポイントとして整理しておこうと思います。

「林業」という職業の一連を知れる

全く経験が無い状態の若者という点でもこの作品は自分を投影しやすかったです。

仕事として山林に入り、チェーンソーで伐採、木登りしてお手入れ、植林、そして販売会と、林業の仕事の一連のイメージを掴むことができました。

初心者にとっての正に教科書的な作品。 都会では味わうことのできない自然エネルギーも感じ取ることができます。

農山漁村の伝統的な民衆思想が垣間見れる

神去村の民衆には、山の神信仰が生活のベースになっており、それが伝統化し豊かな暮らしが生まれている。実際、この伝統・仕来りに反すれば「神隠し」に合うといったような描写もあります。

48年に1度行われる「神事(オオヤマツミ)」に関しての描写がその信仰を顕著に表していました。祭り自体は壮大でクライマックスに相応しい迫力でしたね。

我欲を中心に形成された現代社会に、必要な考え方として一部で注目され始めている「農山漁村の伝統的な民衆思想(=自然信仰的な祈りや願いや想い)」をこの作品からは垣間見ることができます。

参考;「農山漁村の民衆精神」を学び・理解することが豊かな社会を形成する。

まとめ的に

いよいよ来週末から2016年のビッグチャレンジが始まります。主人公の平野勇気と自分をダブらせてきっちりと吸収して身のある学びにしていきたいと思います。

WOOD JOB!は本当に良い作品ですよ。原作は三浦しをん(神去なあなあ日常)、監督はウォーターボーイズやハッピーフライトで有名な矢口史靖監督ですからね。

コミカル要素もあって皆が楽しめる作品かと。 興味沸いたら是非一度観てみてください。
今日はこの辺で。
それではー!