『ザ・トゥルー・コスト〜ファストファッション 真の代償〜』を観ました。
地球のしごと大學さんの新たなカリキュラム「つちからきもの」のプレイベントとして開催されるという情報を得まして予定の合間を縫って参加。

話題作ということもあり、前々から気になっていた映画だったので観ることができて良かった。
これを見ると仕事や消費に関しての価値観がガラリと変わりますね本当に。 本作の中にも取り上げられていたが、記憶に新しい「ラナプラザ事故」がファストファッションによる代償の最たる例。
2013年4月24日朝9時、バングラデシュの首都ダッカ北西約20kmにあるサバールで、8階建ての商業ビル「ラナプラザ」が崩壊しました。このビルには銀行や商店と共に、欧米の衣料品ブランドであるマンゴ、ベネトン、プライマークなど27のブランドを対象とする5つの縫製工場が入っており、この事故で1134人が死亡、330人が行方不明となりました。

ラナプラザは2007年、政府の許可ではなく地方自治体の発行する建築許可で、地元の有力政治家によって建設され、違法な増築を数度繰り返していました。

崩壊前日、ビルの3階の壁に亀裂が発見され、労働者が不平を言ったものの、工場管理者は強制的に操業を継続させ、事故が起こりました。
成長や競争を追い求めた過ぎた結果、こうした「代償」が様々な場面で今もなお起こっているというから辛い。

しかし、このように出来上がっている既存のシステムを大元から変えるためには政府主導の法的な措置、あるいは戦争のような出来事がない限りはなかなか変わることがないという実態もある。

じゃあ国や何かが動くまで待つばかりで良いのか。 その間、そうした環境で働く人々の苦しみは消えないでずっと続く。

これに対して危機や使命を感じる人には、社会形成をする一員として自分ごととして如何に解釈できるかが重要だと思うんです。

「フェアトレード」や「エシカル消費」といった解釈も一つの方向性でありヒント。

個人レベルで直ぐにでもできる事は「ファストファッションは絶対買わない」というアクション。

ぼくの場合は先ずこれをベースにした上で次に何ができるかを思考してみようと思っています。 

最近、強く感じるのは、地球上で成長を推し進めた結果としての代償がいろんなところに起こっていて、既存システムにエラーが出まくりだということ。 

いろんなルールを変えていかなきゃいけない。 そんな時代が今。 

学べば学ぶほど、知れば知るほど考えさせられます。

それでは今日はこの辺で!