「カッコいい」って人を惹きつけますよねって話。

東北・三陸地域の若手漁師13人が集まって、漁師を「カッコよくて、稼げて、革新的」な「新3K」にしようとさまざまなプロジェクトに取り組んでいる団体がある。

東北の若手漁師集団フィッシャーマンジャパンだ。

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写真出展:フッシャーマンジャパン https://www.facebook.com/fishermanjapan

サイトを見てもらえれば(デザイン的に)カッコいいことは一目瞭然だと思いますが、何せ哲学や活動理念といった「コア」もめちゃくちゃカッコいい。

● PHILOSOPHY(哲学)
世界三大漁場の海をフィールドに活躍する三陸の若きフィッシャーマンたちが、地域や業種の枠を超えて、ホームのこの東北から日本全土へ、そして世界に向けて、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく最強のチームを結成。

まずは自分たちが「真にカッコよくて稼げるフィッシャーマン」になり、未来の世代が憧れる水産業の形を目指す。
● Principles(活動理念)
三陸の海から水産業における"新3K"を実行するトップランナーになる「新3K=カッコいい、稼げる、革新的」
● Vision(ビジョン)
10年後、2024年までに三陸に多様な能力をもつ新しい職種「フィッシャーマン」を1,000人増やす
ぼくがフォーカスしている「自伐型林業」と同じような動きをしている「フィッシャーマン養成機関」で、面白いのが、フィッシャーマンの定義です。

「フィッシャーマンジャパン」では、加工をする人やITで情報発信をする人も含めて「フィッシャーマン」と呼んでいるのです。このようにかなり広義な意味。
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「目標は、2024年までに1,000人の「フィッシャーマン」を増やすこと。」


概して、1年間に100人強づつ増やしていけば目標達成が見えてくる。定義が広くITを使って情報発信を得意とする若者は多いので決して無理な話ではない。

更に、この団体が構築した「トリトンプロジェクト」という担い手育成システムがある点も見逃してはいけない。


トリトンプロジェクトとは、シェアハウス「トリトン ハウス」と加工場「トリトン ステーション」を日本中につくろう、という取り組み。(2つを合わせて「トリトン ベース」と呼ぶそうです)

「トリトン ハウス」は社員以外の長期滞在はもちろん、季節の短期バイト滞在や、漁業体験での1泊2日キャンプにも利用ができる。 これからつくる日本各地の「トリトン ハウス」で各地の浜が横でつながることで、「フィッシャーマン」が移動して繁忙期に応援しあうような動きもしているんだとか。

そして「トリトン ステーション」は、水産加工の教育拠点やイベント拠点としても機能をしている。 要するに、このシステムは「食育、研修、学校、バイト、専門家との交流といったように、フィッシャーマンになるために必要な知恵やノウハウを吸収でき、実践ができる場」があるということ。

そして、コミュニケーションデザインにも気を遣っていて全てのプロジェクトがカッコよく映る。シェアハウスもいちいちイケてる。

僕なんかは「カッコよければ惹かれる」典型的なタイプでして、このサイトを初めて見たときも心を一瞬にして奪われました。 やっぱり「カッコいい」ってブランディングは最強かも。

林業も「カッコいい」ブラディングやらんとです。

「漁業」にも新時代の訪れを感じてきています。

フィッシャーマンジャパンの今後の動きには要チェックですね。

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この流れでオススメ書籍です。気づきが多く漁業の実態を知るにはうってつけの教材的良本。
マグロ? ウナギ? そんなの「危機」じゃない! 「魚食崩壊」の深刻な実態。

マグロやウナギが規制されると、日本の食文化が守れない? そんなの漁業の本当の危機じゃない。年々衰退し続ける漁の現場、揺らぐ卸売市場流通、定番商品ばかりの小売の店頭、ブランドや養殖への過剰参入、的外れの政策のオンパレード、そして失われゆく魚食文化……新聞やテレビでは報じられない、日本漁業を取りまく深刻な構造問題を気鋭の水産学者が徹底検証。余命数十年ともいわれる漁業と魚食の今とは――。
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