昨今話題になっているベーシックインカムについて。

ベーシックインカム(BI)
、ご存知でしょうか? フィンランドが導入の検討を始めた制度で、その名の通り「生活するために基本的(ベーシック)に必要な収入(インカム)を提供する」仕組みです。

これだけ聞くと信じられない話ですが、ベーシックインカムを導入する代わりに、「年金」や「生活保護」といった社会保障給付は大幅に削減されるか、廃止されるというのが一般的な考え方です。

言葉を選ばずにいえば「年金とか子ども手当とか面倒だから、一律で給付すれば楽だしみんなハッピーなんじゃないの?」といった制度。

一部報道によれば、フィンランドでは全国民に月800ユーロ(約11万円)を支給することが検討されているとか。 まだまだ、議論が始まった段階なのでどうなるかは不明ですが、なかなか想像力を掻き立てられますし、ワクワクする制度です。

ある意味では、ベーシックインカムは「働かなくてもお金がもらえて、生活できてしまう」制度ですからね。


ここまでがベーシックインカム概要で、この制度は基本的に「政府」の施策として検討され実施がされていくものという認識が強い。

でも、民間企業でもベーシックインカム的なアプローチが増えてない?アリじゃない?と思ったので今日はそのお話。

■現金給付だけがベーシックインカムではない

「何も現金給付だけではない」てことだと思うんです。


例えば「Amazonプライム」なんかはベーシックインカム的だと言える最たる例。

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会員になるだけで、
  配送特典
お急ぎ便、お届け日時指定便が使い放題。お急ぎ便で注文した商品を、店頭でも受け取れる。対象の予約商品もお急ぎ便で発売日にお届け。飲料などの対象の特別取扱商品の取扱手数料も無料。

  Kindleオーナーライブラリー Kindle電子書籍リーダーまたはFireタブレットをお持ちの場合、対象のKindle本から好きなタイトルを毎月1冊無料で楽しめる。

  プライム・ビデオ 映画もTV番組も見放題。テレビ、パソコン、モバイル端末、ゲームコンソール等のデバイスで楽しめる。Kindle Fireならビデオをどこへでも持ち歩ける。

  プライム・フォト カメラ・携帯で撮った写真を何枚でも保存できます。 専用のAmazon Photo無料アプリをダウンロードすれば、自動に保存したり、写真を撮ったその場でFacebook, Twitter, LINEにて家族や友人と共有することも。

  Prime Music 100万曲以上が聴き放題。お気に入りの楽曲や音楽の専門家が選曲した数百のプレイリストを追加料金なしで楽しめる。 

  会員限定先行タイムセール 通常より30分早くタイムセールに参加可能。お得なタイムセール商品が購入しやすくなり、Amazonでのお買い物をさらに楽しめる。

  Amazonパントリー 食品・日用品を中心とした低価格の商品をひとつから必要な分だけ、ひと箱あたり290円の取扱手数料でお届けし。 

  Amazon定期おトク便 おまとめ割引 日用品、サプリ、食品など対象商品を3個以上まとめて発送で最大15%OFF。
あわせて年会費3,900円。 享受しているサービスが多すぎて、普通の感覚では理解できない。 そして、さらにすごいのが30日間これらのサービスを無料で試し放題というところ。 消費者する側からしたらタダ同然ですからこれはもうベーシックインカム的です。

今後、たとえば「プライム会員になると食料品・日用品に使えるポイントが、毎月3,000円分提供される」とか仕掛けてきそう。 Amazonはサーバービジネス然り、様々な収益源を持っているので、こういう独占的なビジネスが可能だということなんですよね。

近いうち、通信・電力・ガス・不動産も売るようになるんじゃないでしょうか。
「プライム会員になると電気代&インターネット代タダです!」みたいな感じです。

さらに、マーケティングモデルとしてよく取りあげられるネスレ日本の健康寿命テーマの新ビジネス「ネスレ ウェルネスクラブ」においてもこのベーシックインカム的発想を見ることができる。
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・生活習慣サポート
・栄養補助食品
・コンサルテーション
・定期チェック
・血液検査キット(初月)
・オリジナル体組成計(初月)
・活動量計 (初月)
・エスカフェドルチェグストマシン (初月)

月額16,200円で、これらのサービスサポートを受けることができるのだ。
こちらも普通の感覚ではありえない。 ネスレもアマゾン同様に、様々な収益源を持っている上に、大胆にバリューチェーンの構造改革をしているからこそ可能なビジネスということだと思います。

こうして、安く良い商品が手に入るようになり、生活水準がキープされれば、収入が低くても、結構人は暮らしていける気がするんです。

だから、民間企業によるベーシックインカム的アプローチはアリだと思うし、頑張って行ってもらいたい。

テクノロロジーの進歩で、多種類の事業を営む(コングロマリット)会社は、いろんなものを無料にできるはずなのだから。 こちらからは以上です!