TanaShin(たなしん)です。
葉っぱビジネスで奇跡の復活を遂げたとして一躍有名になった徳島県上勝町に、今すぐにでも行きたい場所があります。

それがココ。RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store

2015年6月にオープンしたマイクロ・ブルワリー(小規模なビール工房)です。
徳島県上勝町にある「 RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store 」は
生産から流通、販売の過程でなされる過剰な梱包や包装から解放されなければゴミは減らないという意識の基に作られました。

量り売りやリサイクル商品などを扱っていた上勝百貨店が装いも新たにジェネラルストアとなり、これからの環境教育を楽しく理解してもらう場所として誕生します。
 
ゴミ集積所にあった建具や家具を再利用した地産地消的な建築設計のアプローチ、
廃棄対象になる上勝特産の柚香の皮を香りづけにつかったクラフトビール、
繰り返し利用することに意味のあるリターナブルボトルデザインなど、
すべては、上勝が真剣に取り組む「リサイクル」「リデュース」「リユース」の3R推進の情熱によって突き動かされた、各界のクリエイティブ達の思想がカタチとなったものです。
今日はこのお話をしたいと思います。

■上勝百貨店が「ゼロ・ウエイスト」をさらに追求した結果

上勝町といえば、「葉っぱビジネス」で、全国的に有名ですが、ゼロ・ウェイスト宣言をしたことでも知られています。 「ゼロ・ウェイスト宣言」とは、ゴミをいかに処理するかでは無く、ゴミそのものを減らす(ゼロに近づける)という方針で、政策を進めることを宣言したもの。

ゼロ・ウェイスト政策


《上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウエイスト)行動宣言》
1. 上勝町は、焼却(ガス化溶融炉、RDF発電等も含む)、埋め立てが健康被害、資源損失、環境破壊、財政圧迫につながるものであることを認識し、焼却処理及び埋め立て処理を2020年までに全廃するよう努めます。その達成を確実なものとするため、上勝町自体がその責任を果たす努力を惜しまないことは勿論、国、徳島県、生産者にも最大限の努力を求めていきます。

2. 上勝町は、地元で発生するごみの徹底的な発生抑制、分別・回収を指導し、2020年までにごみの発生率を最小にし、回収率を最大にできる上勝町にあった、ごみの発生を抑制するための教育システム、分別回収システムの構築をめざします。

3. 上勝町は、国及び徳島県に対し、同様にごみの発生を抑制するために期限付きの高い目標設定を求め、その目標にあった拡大生産者責任の徹底などの法律や条例の改正整備を早急に行うとともに、ごみの発生抑制、分別回収の徹底に役立つ制度の早期確立を求めていきます。

4. 上勝町は、あらゆる製品の生産企業に対し、2020年を目標にその製品の再利用、再資源化などの再処理経費を、商品に内部化して負担する制度の確立を求めます。これは同時に、2020年を目標にごみが発生しない、または分別回収、再利用、再資源化が容易な製品への切り替えを求めるものであります。また、2020年以降も安全かつ環境負荷の少ない方法で再利用、再資源化できない製品を製造する生産者に対しては、環境負荷にかかる経費を考慮し、それ相応の措置をとるよう求めていきます。

5. 上勝町は、日本国内の他の市区町村においても、上勝町と同様の目標を定め、相互ネットワーク構築による目標達成への協力体制が今後強まることを願い、積極的な情報交換を行っていきます。

以上宣言します。

平成15年9月19日 徳島県勝浦郡上勝町
「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」の前身である「上勝百貨店」も、パスタや調味料、シャンプー類に至るまで量り売りを行い「ゴミを出さない売り方」をする世界初のお店としてこれはこれでめちゃくちゃ有名でした。

上勝百貨店は、「ゼロ・ウェイスト宣言」の町、上勝町を具現化するようなお店で、県外からも見学者が訪れるほどの人気店だったと聞きます。

その「上勝百貨店」が、リニュアルし装い新たにオープンしたのが、マイクロ・ブルワリー、テイスティング・スタンド、BBQ ガーデン、ジェネラルストアで構成された当施設です。

あらゆるところでも「ゼロ・ウエイスト」というコンセプトの徹底ぶりがすごい。

・ビールは再利用可能なリターナブルボトルとなっていて「ゼロ・ウエイスト」

・上勝特産の柚香(ゆこう)の皮を使用したクラフトビール。果汁を搾る際にでる果皮は廃棄物対象でまさに「ゼロ・ウエイスト」

・建築の内装にも棚やシャンデリアなどもゴミ廃材で
「ゼロ・ウエイスト」

といったように「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」は 上勝百貨店が「ゼロ・ウエイスト」をさらに追求した姿というわけです。

写真は訪れたことのある知り合いから拝借。

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・前面の窓も全て上勝の廃材からデザイン。

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・マイクロ・ブリュワリーの様子。

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・店内の照明も廃瓶をリサイクル。

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・遠方からもたくさんの人が集まる施設になっている。

■最後に

RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」は、「クラフトビール人気が日本で高まっている」ことを考慮し、上勝というエリアの「ゼロ・ウエイスト」コンセプトをあらゆる面で体現している「ローカルビジネスマーケティング」のお手本と言っても決して過言ではないでしょう。

コンセプトがここまではっきりしているお店はなかなか見受けられない。

行ったことのある知り合いに話を伺うと、ビールというお酒を扱う場所にもかかわらず、みんなして車で訪れるそうです。(車でしか行けない場所みたいですけど) それに、ビール自体もお土産として価値が高く、600円〜という値段ながらも生産が追いついていないような種類もあるんだとか。

明らかに外貨を獲得するためのシステムとして稼働していますよね。

それもこれもコンセプトがはっきりしているから。

できたてのクラフトビールが飲めるテイスティングスタンドや、鹿肉や猪肉などのジビエ料理が食べられるBBQスペースもあるようで、アウトドア好きにはこの辺の内容もたまりません。

そういえば今年、東京にも出店をしたようなので先ずは麻布からかなあ。
東京・東麻布に、徳島県上勝町のマイクロ・ブリュワリーがグランドオープン!

上勝のお店の外観はジブリの中に出てきそうで写真を見ているだけでワクワクしてしまいますよ。今年中に行けるかなあ。

葉っぱビジネスもマジで錬金術なので読んでおくと良いと思います。

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