TanaShin(たなしん)です。
最近「銀の匙」を13巻読破した結果、頭の中が「畜産」です。
畜産(ちくさん)は、動物のうち家畜・家禽を繁殖、飼育または肥育し、乳製品、肉、卵、皮革など畜産物を得て生活に役立てる産業である。

飼育する動物が水棲生物である場合は養殖と呼ぶことが一般的である。 畜産を営む農家は特に、 畜産農家、または畜産家と呼ばれる。

放牧により畜産をする場合、牧畜とも言う。乳を得ることを目的とする場合は酪農という。

畜産業を営む(業としない場合でも、同一地域に一定数以上の家畜を飼育する際には該当する)ためには、「化製場等に関する法律」に基づく保健所(都道府県)の許可が必要になる。 wikipediaより
ぼくのおじいちゃんは昔、養鶏所を営んでいました。

経営するのが困難になり、結果として養鶏所を閉めることになったのですが「投資対効果」が悪かったのは今考えればよくわかります。

毎日養鶏所に通ってニワトリの世話をしていたように思いますが、 畜産の一番の手間(=大変な部分)は 「体調管理」なんですよね。

それに、主業で行くならまだしも、おじいちゃんの場合、兼業だったため余計に大変だったのだろうと今思います・・・

この投資対効果の悪さは、近代合理主義が進むにつれ明るみになるようになり、 酪農、繁殖農、肥育農、養豚、養鶏、その他の畜産、すべてにおいて、1970年代以降、農家数が激減。

(例)酪農
1965年には12万戸近くあったのに、2010年には2万戸以下に激減。 この45年の間に、10万戸酪農家が消えました。

(例)養豚
同じく1965年には12万戸近くあったのに、2010年には5,000戸まで激減。 養豚農家は酪農家よりもドラマティックに減少しました。

資料:農林水産省「(世界)農(林)業センサス」

1980年代頃までは都市近郊でも見られた畜産農家を「最近見なくなった」と思う皆さんの感覚は正しいのです。

今後もこの流れは止まらずに畜産農家は減少し続けるのか? 人口減少社会に突入し、畜産が主に行われる地域から人が減っている今の日本を考えればもう昔のような農家数に戻ることは100%ありません。

しかしながら、テクノロジー進歩という側面から見ると「21世紀型の畜産農家」が生まれてもおかしくないのではないか?という希望と期待も感じています。

テクノロジーと一次産業を融合させた新たな畜産農家の登場です。


これを感じさせる動きをまとめてみました。

■ウェアラブル端末で築くペットとの新しくて深い関係

ポイントになるのが、人間の健康管理や体調管理では当たり前になりつつある 「ウェアラブル端末」です。

日本ではまだまだですが、海外では、犬・猫もインターネットにつながる時代がすでに訪れています。 ペットのウェアラブル端末というと、迷子防止のためのGPSトラッキング機器は聞いたことがあるかもしれませんが、最近ではそこからさらに踏み込み、ペットが持つ豊かな感情をより正確に理解するための機器や、体調データを蓄積して健康管理を手厚くサポートしてくれるものが次々に登場しています。

言葉にならないキモチを伝えてくれる(犬の感情理解)ものとして開発されたハーネス型のデバイス「INUPATHY」。 心拍データから犬の感情パターンを取得し、背中部分のLEDランプの色と光り方の変化で知らせてくれるウェラブル端末です。 そして、アメリカで販売されているウェララブル端末に関してはより 「健康/体調管理面」に重点が置かれています。

Whistle社が開発した「Activity Monitor 「Activity Monitor」は首輪に硬貨大の端末を装着し、日常的な運動量、食事、睡眠データを記録・保存します。 運動時間や回数の目標値をあらかじめ設定しておくと、達成状況をグラフで表示してくれるため、パーソナルトレーナーについた感覚で犬と一緒に運動に励むことができるというもの。

体調が悪くなった場合は、蓄積したデータを獣医と共有することで簡単に症状の変化を伝えることができ、薬の服用を忘れないためのリマインダー機能なども搭載されています。

愛犬家同士で犬の写真やお役立ち情報を共有し合えるコミュニティ機能も付いているデバイスです。

同じような機能を持ち首に装着するウェアラブルデバイスとして「Fitbark」なんかも流行っています。
ペットのことをどれだけ愛していても、言葉にならない思いを100%理解してあげることも、常時一緒にいて変化を察知してあげることもできません。 知性(意識)により感情と行動を分離するヒトと違い、動物は行動と心理状態が直結しているといいます。

その特徴を活かして開発されたのがこれらのウェアラブル端末。 犬や猫がヒトのQOLを向上してくれるように、こうしたデバイスによってペットの生活レベルの向上が期待されています。




■畜産にも広がるウェアラブルの波

海外では畜産動物にもウェアラブル端末の応用が進んでいます。 Alifmilk 牛の首輪に端末を装着し、牛の行動を24時間監視、変化を検知するとアラートを鳴らしてくれるというものです。 発情期などのバイオリズムの変化や、ミルクが出やすいタイミングを把握することができるため、これまで人力に頼っていた家畜の体調管理が大幅に簡便化され、牧場運営ですでに多くの実績を上げているといいます。

Anicall
に関しては牛の全頭管理システムや競走馬の生育と運動を見守るシステム構築に着手しており、今後は国内でも家畜動物のスマート管理に革命が起こると思われます。

最近では、パキスタンでもウェアラブル端末が開発されました。 セネガルでは国家的な取り組みとしてデジタルテクノロジーを活用しています。 そして先日日本でも人口知能を活用した牛向けウェアラブルデバイス端末の発売が開始された。

クラウドで酪農を効率化するファームノート、人工知能を活用した牛向けウェアラブル端末「Farmnote Color」の発売を開始

国内における動きもますます活性化していきそうですね。

■「畜産」という仕事を地域に取り戻すために必要なこと。

このようにして動物がインターネットとつながり 「体調管理」を含む様々な管理が効率的に行えるようになってきているのは間違いなく、遅かれ早かれ日本にもこの流れは普及してくると思います。

ですから、テクノロジーを活用して稼ぐ日本の畜産農家が現れるのも時間の問題だと思うんです。

ただ、仕事が効率化されても働く人がそこにいなければ結局意味がない。

「畜産」という仕事人を地域に増やすために何が必要なのか。


いろいろあるのでしょうけど、 どう考えても「畜産の魅力化」は必須だと思います。

「畜産家」=「かっこいい」


このブランディングが確実に足りていないと感じるのです。

この記事書いていたら畜産関連プロジェクトを立ち上げたくなってきました。

畜産もこれから掘っていくことにします。
とりあえず銀の匙は必読ですから!
こちらからは以上です!

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